本島の
島時間スポット

江戸時代に建てられた
芝居小屋が残る神社

悪魚退治のため瀬戸内海を渡っていた日本武尊(やまとたける)。深い霧が出て動けなくなっていると、どこからか一羽の烏が現れて船の案内をしてくれました。その烏が飛んで帰った場所に建てられたといわれているのが、この木烏神社です。海に面してどっしりと建つ石の鳥居は風格があり、笠木の両端を丸く盛り上げた形が特徴的。鳥居をくぐって境内に入ると、大国主神を祀る本殿に向かって左側に、江戸時代後期の文久2年(1862年)に建てられた芝居小屋、千歳座(ちとせざ)があります。突き出し舞台になる「ぶちょう」のほか、舞台には直径7.9mの「回り舞台」、天井には「ぶどう棚」を備えた本格的な作りの芝居小屋。通常は閉め切られていますが、年に2回、島の盆踊りと塩飽本島合同文化祭のときに舞台が開き、太鼓の奉納などが行われます。瀬戸内国際芸術祭2025では千歳座で演劇作品が展開されます。
香川県丸亀市本島町泊670(木烏神社)
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