直島・豊島の過ごし方が変わる!宇野港を使いこなせ 予習ラジオ

直島や豊島といったアートの島々への玄関口、岡山県玉野市の宇野港(うのこう)。海沿いにさまざまなアート作品や飲食店などが集まるこの場所は、船乗り場としてだけでなく、港自体が目的地になる魅力的な場所です。ただし、フェリーと旅客船の乗り場が離れていることなど、多くの観光客が戸惑いがちな注意点も。直島移住時代によく宇野港に通っていたしまれびメンバーのガイドで、宇野港の注意点や活用術を探ってみましょう。
しまたびのコツと合わせて予習しながら、素敵な島旅におでかけください。

  • 顔写真

    島暮らしのアナウンサー

    まな

  • 顔写真

    島に住んでいた絵描き

    ひな

港そのものが目的地

岡山県玉野市にある宇野港(うのこう)は、JR宇野駅の改札を出て徒歩約3分。直島や豊島といったアートの島々への玄関口として広く知られています。また、直島や豊島から近いため、島の方が日常的に利用する場所でもあります。
でも、港の魅力はそれだけにとどまりません。ここ数年でおしゃれなカフェや飲食店ができたり宿が増えたりと、旅の充実度がぐっと上がる魅力的な港町になっています。

まずはアクセスを整理

宇野港へのアクセスは、複数のルートがあります。

◆特急バス(岡山駅前のバスターミナルから出発)に乗ると、およそ50分で宇野港周辺に到着します。
◆電車を使う場合は、JR宇野みなと線を利用します。

岡山駅と高松駅を結ぶJR瀬戸大橋線(快速マリンライナー)の途中駅「茶屋町駅」で下車し、JR宇野みなと線に乗り換えて25分で宇野駅に到着します。
また宇野みなと線には、岡山駅から宇野行きの直通列車もあります。本数は少ないので時刻表の確認が必要ですが、乗り換えなしで約50分で到着します。

どのルートを選んでも、宇野駅に降り立てばすぐに海が見えてくる——そのロケーション自体が、すでに旅の始まりを感じさせてくれます。

「乗り場が違う!」と焦る人の姿も

宇野港でまず押さえておきたい注意点。それが、フェリーと小型の旅客船で乗り場が異なるということです。
フェリー乗り場は、宇野駅の改札を出て正面に進むとすぐ到着します。車ごと乗り込めるフェリーで、切符もその場で購入可能。わかりやすいルートです。

フェリー乗り場

一方、旅客船の乗り場は、海に向かって左手にあり、フェリー乗り場から約400m離れています。その距離徒歩5~6分ですが、乗り場を間違えてしまいキャリーケースを引いて全速力で走る旅行者を見かけることも珍しくありません。

旅客船乗り場(直島の本村港行き)

行き先と船の種類を紐づけてみると、以下のようになります。

◆直島・宮浦港行き(「赤かぼちゃ」やレンタサイクル店などがあるメインの港) → フェリーと旅客船、両方あり
◆直島・本村港行き(直島新美術館や家プロジェクトなどがある本村エリアに行きたい方)→ 旅客船のみ
◆豊島&小豆島行き→ フェリーと旅客船、両方あり

旅客船乗り場(豊島・小豆島行き)

出発前に「島のどの港へ行くのか」と「どの時間、どの乗り場から船が出るか」を必ず確認してから動く。これが宇野港を使いこなす第一歩です。

出港の何分前に港に着けばいい?

宇野駅や港周辺への到着時刻は、できれば乗りたい船の約1時間前を目安にするのが安心です。乗り場を確認し、切符を買っておくなど、ゆとりを持って動くのが安心です。
乗り場には、遅くとも出発の15分前には到着しておくのが理想です。万が一乗り場を間違えた場合でもカバーできるでしょう。混雑時期は行列になる場合もあるため、早め早めに行動しましょう。

1時間前に着いても、時間を持て余すことはほぼありません。
宇野駅ではお土産選びやコーヒーやソフトクリームも楽しめます。港の徒歩圏内に、飲食店やカフェなどが多くあり、島旅の前のエネルギーチャージもOK。
さらに、宇野駅の駅舎をはじめ多くのアート作品が点在しているため、散策しながら鑑賞すれば島旅へのワクワクも増していきます。
散策したり写真を撮ったりしているうちに、あっという間に1時間が経過します。

春の宇野港は桜並木が美しい

宇野港グルメがわが身を助ける

連休・夏休みなどの行楽シーズンや瀬戸内国際芸術祭など混雑が予想されるタイミングには、島内の飲食店がどこも満席・売り切れ…という事態が起こりがちです。
そこでおすすめしたいのが、「宇野港でご飯を済ませてから島に渡る」あるいは「直島の宮浦港から一度宇野港に戻ってランチをする」という作戦。宇野港周辺にはさまざまな飲食店があり、チェーン店から予約必須な人気店まで選択肢が豊富です。

たとえば、混雑しそうな日はあらかじめ宇野港周辺の飲食店を予約して、早めのランチを済ませて島に向かえば、島で昼食を食べ逃すかもしれない…という不安やストレスがぐっと減ります。人気店も多いので、事前に営業時間や予約状況を確認するのがおすすめです。

また、いざ島に着いたらどこも満席で入れない!という場合は、一度宇野港に戻ってランチをするのも手。直島の宮浦港から宇野港まではフェリーで15~20分ほど、1時間に1本程度運航……そう思うと、時間的にも金額的にも、島内をバスで移動する感覚とほぼ変わりません。お昼の時間帯は朝や夕方に比べて船も比較的空いているので、昼食後にまた島に戻ることも可能です。
電車やバスと同じ感覚で船を使えるようになったら、きっとあなたも島旅マスターでしょう!

島旅準備の最後の砦

島に渡ると基本的に現金での支払いが主流です。宇野港付近にコンビニとATMがあるので、島に渡る前に現金を準備しておくのが賢明です。(直島・小豆島はコンビニがありますが、豊島にはコンビニがないのでご注意を!)
また、宇野港周辺のお店の多くは、月曜日が定休日のところが多いです。直島のアート施設の休館日に合わせているためで、月曜日に宇野港に立ち寄る予定がある方は、事前に営業情報を確認しておくことをおすすめします。

港町の空気の中に、アートや食などさまざまな楽しみが点在する宇野港。旅の始まりと終わりを、豊かに彩ってくれるはずです。瀬戸内の島々を旅するなら、ぜひ宇野港そのものを楽しむ時間も、スケジュールに組み込んでみてください。

LINEでは島の季節ごとの映像や限定ホーム画面をお届けしているよ