“夕日のおっちゃん”が10年間直島の夕日だけを撮影する理由 余韻ラジオ
現代アートの聖地と称される直島。そこに、“夕日のおっちゃん”と親しまれる一人の島民がいます。直島生まれ・直島育ちの、立石肇さん。国内外の観光客やアーティストと交流を続ける“名物案内人”で、直島のアート活動を初期から見つめ続けてきました。 立石さんがライフワークとして続けてきたのが直島の夕日の撮影です。立石さんは、晴れている日はほぼ毎日夕方になるとカメラをもって出かけ、10年間にわたり夕日の写真を撮り続けています。その腕前は、島のアート施設「宮浦ギャラリー六区」で展示が組まれるほど。実は、立石さんが直島の夕日を追いかけ始めたのには、ある直島のアート活動がきっかけでした。立石さんに、おすすめの夕日スポットや写真にかける想いを聞きました。お話に登場したスポットは、しまれびマップの黄色いピンをご覧ください。
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島暮らしのアナウンサー
まな


島暮らしのアナウンサー
まな
横浜出身。学生時代に訪れた瀬戸内国際芸術祭をきっかけに島に惚れこみ香川に移住・瀬戸内海放送に入社し、島のアート・伝統文化・生活など幅広く取材。2024年春から念願のプチ島暮らしを開始。
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直島在住
立石 肇さん


直島在住
立石 肇さん
直島生まれ直島育ち。歴史的な街並みが残り、人気のアート「家プロジェクト」が展開されている「本村地区」に暮らしながら国内外の観光客を案内し、“夕日のおっちゃん”と親しまれている。直島のアート活動を初期から見つめ、世界的なアーティストたちと交流しながら島と人をつないできた存在。10年以上にわたりライフワークとして直島の夕日の撮影を続け、その作品は島のアート施設で展示されるほどの腕前。 インタビューはこちら
アートの島、その根底にあるのは人と人のつながり。
立石さんがライフワークとして続けてきたのが直島の夕日の撮影です。晴れている日はほぼ毎日、夕方になるとカメラをもって出かけ、10年間にわたり夕日の写真を撮り続けてきました。
「夕日が沈む場所って毎日少しずつ移動するし、季節や天候によってもまったく違う表情になる。雲が出ているとまた景色が変わるしね。毎日違うから、撮っても撮っても飽きないんだよ」
島のギャラリーなどで展示されることもある立石さんの夕日の写真。撮り始めたきっかけは、直島スタンダードでした。
「直島スタンダードに参加していたプロの写真家に影響されて、よし自分もやってやろうと奮起したんだよね。直島のおすすめの夕日スポットは、地中美術館の前。とくに冬は空気が澄んでいてとてもきれいだよ。海の向こうに大槌島と瀬戸大橋が見えて、夕日とのコラボレーションが素晴らしいんだ。観光客にも、ぜひ島に泊まってこの夕日を見てもらいたいね」






